現役の貸し金業者に今の金融業界、今後の業界、その他の本音を実際に会って聞くことができました!!
とはいっても、実は私の後輩なんですけどね。
その彼はサラ金に勤めて8年で現在は支店長として勤務。
仕事は真面目であり、入社して2年で支店長に昇進。
一時は回収マシーンとしての異名をつけられたそうな。
見た目は"イカツイ"けど中身は全然普通であり温和。嫁さん、子供2人の家族持ち。
一部省略してありますけど、話したことや聞いたことを公開しようと思います。
その金融業者を「T氏」とします。
私「久しぶりだな、元気か?」
T氏「ご無沙汰しています。お変わりないですか?」
こんな感じの挨拶から始まり、しばらくして本題へと・・・
私「仕事はどうだ?儲かってるか??」
T氏「う〜ん・・・最近客が減りつつあるんですよね〜、今日なんか7人も完済しまして・・・完済するのはいいのですけど、新規客が最近弱いのが悩みですね」
私「客がいないのか?」
T氏「今までどおりの宣伝や広告を打っているのに、ここ最近グンっと減り始めてきました。一年前位からかな〜減り始めたのは・・・」
私「お前の見た目が怖いからじゃないのか〜(笑)」
T氏「いや〜電話も鳴らない日が多くなってきまして、電話が鳴ったと思ったら、返済の申し込みだったりで・・・この間も社長に客が少ないって怒られちゃいましたよ!」
私「何でだろうな〜?最近色んな業者がこぞって金利を低くしてきたからじゃないのか?今銀行とかも個人向けローンとか低金利でやっているだろ〜?その影響もあるんじゃないのか?」
T氏「それもあると思いますよ、でもウチみたいな零細企業じゃ、あんな安い金利じゃ貸せませんよ。ほんといい迷惑してますよ」
私「まあ、借りる側にとっちゃ金利が安ければ安いほど助かるけどな」
T氏「そうなんですけどね〜(笑)でもこのままいくと、つぶれる金融屋も増えると思いますよ!現に潰れた会社も多いですし・・・」
私「そうなのか!?金融屋って潰れなさそうなイメージだが・・・」
T氏「潰れる会社もあれば、社名変えてヤミ金になる会社もあります、ヤミ金になってからボロ儲けして、会社が復活したところもありますよ。」
私「最近ヤミ金も増えたよな〜」
T氏「金融屋も今必死なんですよ、大手サラ金みたいな資金力があれば別ですけど、ほとんどの金融業者はそこまでの資金は持ってないから、少ないお金をで儲けるにはヤミで貸したほうが手っ取り早いのですよ」
私「でもヤミで貸すのは違法だろ!?捕まらないのか?」
T氏「捕まりますよ(笑)でも大体はある程度儲けたら「ドロン」が多いですね」
私「ドロン?ああ、会社たたんで消えるってことか・・・」
T氏「それと今、貸し金行規正法も変わり厳しくなったんですよ、取引主任者証がないと営業できなくなったし・・・」
私「取引主任者証?宅建主任者みたいなものなのか?」
T氏「そうなんですよ、簡単な試験もありますしね(笑)」
私「へ〜そうなのか・・昔に比べるとえらい違いだな〜」
T氏「ですからこのままこの業界にいたほうがいいのか、どうか悩んでますよ・・」
私「昔は絶対独立して金持ちになってやるって言ってたじゃないか?独立はあきらめたのか?」
T氏「ええ・・・独立の気持ちはありますけど、貸し金業では独立するのやめました!」
私「まあ、、お前も嫁さん、子供いるしな・・・」
T氏「でもかといって他に出来ることないし・・・こんなことだったら金貸しの会社に入社するんじゃなかったですよ!」
私「昔は派手なスーツで肩で風きってたお前がそんなこと言うなんて想像もつかなかったよ」
T氏「昔はホント良かったですよ!僕がこの業界に入った当時は、金利も40.004%まで取れたし、あと規制そんなにも厳しくなかったし・・どんどん厳しくなってきましたよ。」
私「もっと昔はもっと金利高かったんだろ?」
T氏「出資法という金利の上限は法律執行当時、109.5%だったんですよ」
私「ほんとか!?高っけ〜な〜!」
T氏「それから、73.0%(昭和58年)→54.75%(昭和61年)→40.004%(平成3年)→29.2%(平成12年)と、どんどん低くなったきたのですよ」
私「お〜勉強家だな!さすが」
T氏「ですから昔の貸し金業者はめちゃくちゃ儲かったみたいですよ」
私「その当時にこの業界にいたら、お前は金持ち決定だったな(笑)」
T氏「まさに、大手サラ金A社の社長がその王道行ってますよ。当時やり始めたのが二十歳前後の時で、資金300〜400万円から始めたそうですよ。いまや知らない人がいないくらいの会社に成長しましたからね。」
私「う〜ん・・すごいな!でも昔のことより、これからどうするかだよな?」
T氏「そうなんですよ・・・業界に関しても多分、今後は大手のサラ金や銀行系、商社系しか残らなくなり、そのほかの中堅企業はどんどん少なくなっていくと思います。極端な話、大手とヤミ金しかいなくなりますよ」
私「中堅の会社はヤミ金になるか、潰れるかってことか?」
T氏「そうです、噂によるとまた上限金利(法で定める金利の限度)が下がるって噂だし・・そうなったらウチの会社もどうなることやら」
私「そうなのか?そうなったらホントにお前の言う通りヤミが増えるだろうな〜お前も大変だな〜」
T氏「今はまだ食っていけるけど5年後、10年後はどうなっているか不安ですよ」
私「あとヤミ金の手口もまた巧妙になるだろうしな」
T氏「ウチの会社でもどうやって貸したら儲かるかを、従業員同士でいつも話している位ですから・・、この先頭のいい誰かが面白い貸し方を考えついて、悪徳な貸し方する業者が増えると思いますよ?」
私「まさにイタチごっこだな?」
T氏「まさにその通りです。人間がいる限りお金を貸す商売は無くならないと思います。
ですから金貸しが存在する限り、どんな規制ができても、手口や方法を考えその規制のスキマを突いてくると思います」
私「俺としては業界よりも、個人的にはお前の今後の方が心配だよ(笑)」
T氏「この先は不安ですけど、なるようにしかならないと思います。もしどうしようもなかったらNOBUさんにお世話になりますよ(笑) 」
・・・そのあとは違う話題へ・・・
と、こんな感じでトークは終わったのですが、今はどこの業界も大変なんだな〜という印象を受けました。
業界全体的に「街金」の特徴である『強烈な取立て行為』も今はほとんどなく、見た目も昔より「大人しい格好」になってきており、「らしくないスタイル」と変化しつつある。
サラ金業者といってもサラリーマンがほとんど。「見たくない事」や、「知りたくない」事実を知り、人間不信になる社員もいるとのこと。
労働的には重労働な業種だとT氏は繰り返し言っていた。
ちなみに今回のレポートはサラ金、金融業界を「否定、肯定」のいずれも、するつもりはありませんのであしからず。
また、機会があれば様々なことでレポートしてみたいと思います!
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